• 印刷
対談本「挑戦-常識のブレーキをはずせ」
拡大
対談本「挑戦-常識のブレーキをはずせ」

 将棋の藤井聡太四冠(19)=竜王・王位・叡王・棋聖=と、ノーベル医学生理学賞受賞者で京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長(59)による対談本「挑戦-常識のブレーキをはずせ」が発売された。

 藤井四冠が2018年に同研究所を訪れて以来、親交を深めてきた2人。山中所長が趣味のマラソンを続けている理由について「誰かに勝ちたいのではなく自分に勝ちたい」と語るのに対し、藤井四冠も「昔は相手に負けたくない気持ちが強かったけど、最近は今までの自分より少しでも強くなりたい気持ちが強くなってきた」と、対局する際の心構えを打ち明ける。

 また、人工知能(AI)の活用もテーマに。藤井四冠が「今までの価値観が刷新され、将棋の自由度が上がった」と述べたのに対し、山中所長は医学の研究にAIを活用している実例を挙げながら「データを解釈する際も、AIだったら人間の常識を無視してくれるかもしれない」と、さらなる技術の進歩に期待を寄せる。

 「挑戦-常識のブレーキをはずせ」は講談社刊、1540円。

(井原尚基)

もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 20%

  • 37℃
  • ---℃
  • 40%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ