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年末年始の人出、前年比3割増 JR三ノ宮駅前 3連休や成人式控え専門家ら感染急拡大警戒

2022/01/08 18:18

 JR三ノ宮駅周辺(神戸市中央区)で、年末年始の人出が前年同期比で3割程度増加したことが、ソフトバンク子会社「アグープ」のデータで明らかになった。兵庫県内でも、年明けに新型コロナウイルスの感染が急拡大しており、今後の影響が懸念される。

 同社のデータから、JR三ノ宮駅周辺で12月29日~1月3日の6日間を1年前と比較。12月29日=29%増▽同30日=36%増▽同31日=26%増▽1月1日=26%増▽同2日=23%増▽同3日=37%増-となった。

 このうち三が日について感染拡大前の2020年と比べると、22年は1日が約1割の減少、2、3日も2割弱の減少だった。初詣などによる人出がコロナ前に近づいたとみられる。

 大阪府も同様の傾向で、JR大阪駅前は年末年始の各日で前年の4~7割増加した。厚生労働省に対策を助言する専門家組織は6日の会合で「年末年始の帰省などによる人の移動や接触が増えた上、(8~10日の)3連休や成人式があり、気温低下に伴う屋内活動の増加により、さらに感染が急拡大する恐れがある」としている。(井川朋宏)

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