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「第6波」到来、保健所に県職員を応援派遣 兵庫県、業務の逼迫見据え

2022/01/13 11:11

 新型コロナウイルス「第6波」による感染急増を受け、兵庫県は13日、県内各地の健康福祉事務所(保健所)に応援の職員30人を派遣した。主に感染者の疫学調査を担い、保健所業務を手助けする。

 県内の1日当たりの新規感染者数は12日に512人を確認。新変異株「オミクロン株」が急拡大し、直近1週間平均の感染者数は212・0人と1週間前(5日)の10・7倍に達した。

 県は昨年の第5波の収束後、感染再拡大に備えて職員約千人に保健所業務の研修を実施。今回は、感染判明後の人に保健所が行う状況確認の連絡が遅れ始め、業務逼迫の兆しが見えることから応援を決めた。

 感染者が多い阪神、東播磨、北播磨地域を中心に県管轄の全12保健所に派遣。1~2週間ごとにローテーションを組んで続ける。

 この日朝、斎藤元彦知事は派遣前の職員に「現地のスタッフと連携して一丸となって持てる力を発揮してほしい」と訓示した。

 県は第5波のピーク時にも1日当たり最大約100人を派遣。今後の感染状況によって増員も検討する。(金 旻革)

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