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国立感染症研究所が分離した、新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(同研究所提供)
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国立感染症研究所が分離した、新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(同研究所提供)

 兵庫県内の感染第6波でクラスター(感染者集団)が24日時点で67件発生し、うち約7割の46件を学校園が占めている。軽症以下が多いため、行動を抑制しにくく、集団生活で広がっているとみられる。

 県によると、クラスターは第4波まで福祉施設や医療機関が目立ったが、昨年7~12月の第5波は発生した182件のうち、学校園は最多の74件で約4割だった。第6波ではその割合がさらに増加。今月に入ってクラスターが67件発生し、陽性者計968人のうち学校園は46件計545人に上る。

 学校園の陽性者の9割近くが児童、生徒ら。学校園の内訳は中学校が最多の16件で、高校が12件、保育園・幼稚園が10件で続く。地域は神戸市の15件をはじめ神戸・阪神間が目立つ。

 学校園での部活動や換気が不十分な更衣室、給食などで、マスクを外したり密になったりして広がりやすいとみられる。ただ、第6波で県所管の患者(23日時点)のうち10代以下は、中等症が0・1%にとどまり、91・7%は軽症、無症状が8・2%となっている。

 神戸市の担当者は「感染力が強く、多方面でウイルスが持ち込まれやすい一方、症状が軽いため行動を抑制しにくい面がある」と話している。(井川朋宏)

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