兵庫県に２７日から新型コロナウイルスまん延防止等重点措置が適用されることに伴い、県は２月２日から当面の間、近隣府県と連携する旅行・宿泊割引キャンペーンの利用を停止し、予約済みの旅行を割引対象外にする。キャンセル料の補填は行わない。

　観光庁が重点措置適用決定日から７日間の猶予期間を設けており、予約客への周知期間を確保するため、県は２月１日宿泊分までは利用可とした。

　同キャンペーンは昨年１０月、県民を対象に開始。１人１泊当たりの旅行代金を２千～５千円引き、宿泊客に県内の土産物店などで使えるクーポン券（千～２千円分）を付ける。今月４日には、京都、大阪、鳥取、岡山、香川、徳島の６府県民を対象に追加したが、新規予約受付は２０日までに全面停止している。

　兵庫県民の隣接府県への旅行割についても、２７日から利用を停止する香川県を除き、２月２日から割引を受けられなくなる。

　兵庫県観光企画課は「行くかどうかを含め、早めに判断いただきたい」と呼び掛けている。（大島光貴）

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