兵庫県は３日、新たに６５０２人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者数は３日連続で過去最多を更新し、病床使用率は７割を超えた。１月以降の県内の累計感染者は６万９４８３人となり、昨年１年間の感染者数（６万８８９２人）をわずか３４日目で上回った。

　新規感染者の発表自治体別では、神戸市＝２３５１人▽姫路市＝６５５人▽尼崎市＝８０２人▽西宮市＝５６１人▽明石市＝４４３人▽県所管分＝１６９０人。県所管分と姫路、明石市で計９人の取り下げがあり、累計感染者は１４万８３７５人となった。

　神戸、西宮市と県所管分で計１０人の死亡も判明し、県内の累計死者数は１４４８人となった。

　３日午前０時時点の入院患者は過去最多の千人に上り、病床使用率は７０・５％。うち重症者は２６人で、重症病床使用率は１８・３％だった。自宅療養者は３万３３２８人、入院や宿泊療養を調整中の患者は７３５５人と、いずれも過去最多を更新した。

　また、県と神戸市は、オミクロン株に感染した疑いがある陽性者について、１月２４～３０日に感染が分かり検査した人のうち９８・６％を占めていたと発表した。（まとめ・高田康夫）

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