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 新型コロナウイルスの感染拡大で、兵庫県は6日、新たに6人の死亡を確認したと発表し、第6波の死者は計71人となった。直近10日間で62人の死亡が確認されており、急増している。高齢者が感染によって基礎疾患が悪化するケースが目立つという。各自治体は高齢者施設や医療機関でのクラスター(感染者集団)を警戒している。

 死者71人の発表自治体別内訳は、神戸市=35人▽姫路市=2人▽尼崎市=7人▽西宮市=10人▽明石市=3人▽県所管=14人。このうち年代が判明した35人中、34人は70歳以上だった。

 第6波は起点の12月20日から1カ月近く死者の公表はなかった。だが、感染者数が膨らむとともに増え、1月28日から2月6日まで10日連続で3人以上の死亡が判明している。

 第5波までの死因は感染による肺炎なども多かったが、第6波では元々の基礎疾患が悪化した割合が高いとみられる。死者の約半数を占める神戸市の担当者は「がんで入院するなど何らかの治療中である高齢者が多く、こうした場合は(死因として)感染は間接的な要素」と言う。

 西宮市では1月末までに、高齢者の多い福祉施設や医療機関でのクラスターが相次いだ。市の担当者は「職員らも症状に気付きにくく、一度施設に持ち込まれると、封じ込めるのは難しい。対策を十分講じていても、感染力がそれを上回ってきている」と明かした。

 一方、兵庫県の死者の感染者に占める割合(死亡率)は、第3波や第4波が3・3%だったのに比べ、第6波は0・08%と低い。ワクチン接種が進み、感染が若者中心だった第5波(昨年夏)は0・2%だった。

 ただし、第6波も当初は20代が中心だったが、感染が各年代に広がっている。5日時点で60歳以上の割合は13・2%まで上昇し、第5波の8・0%を上回る。ワクチン2回接種の効果も半年以上で下がるとされ、3回目の接種が急がれている。(井川朋宏)

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