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 新型コロナウイルスの感染拡大で自宅療養者が増える中、119番通報で救急隊が出動したものの、保健所判断で不搬送になるケースが目立ち始めている。20~30代が多く、自治体の窓口につながらず、不安に駆られてかける人もいるとみられ、相談体制の強化が急務になっている。

 神戸市では、1月下旬ごろから不搬送事案が増加。同市保健所によると、基礎疾患がない20~30代の患者が検査で陽性が判明した直後、39度以上の発熱やのどの痛み、せきが続くなどの症状を訴える例が大半だ。

 市の自宅療養者向けコールセンターがパンク状態になったことが背景にあり、担当者は「高熱でもインフルエンザなら見通しが立つが、コロナはそれがない。電話もつながらず、不安に耐えかね119番に流れた人もいるのでは」と話す。

 同市消防局は「どんな症状でも救急要請があれば出動する。ためらわないで」とするが、発熱や呼吸器症状を訴えるコロナ疑いの通報は急増。「さらに状況は深刻化する」と警戒する。

 市は改善に向け、区ごとに自宅療養者向けの相談電話を計10回線増設。同市保健所は「救急車を呼ぶ前にまずは各区の保健センターに相談を」と呼び掛ける。(広畑千春)

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