兵庫県内の不登校の小中学生と東京の大学生がオンラインでつながって、学ぶ。元姫路市立小教諭の大学教授がそんな取り組みを始めて1年になる。学生は教員志望で独自の授業プログラムを設定。コロナ下のリモート学習は、不登校支援の新たな可能性を生みだしている。(徳永恭子)
■小6女児、生活にリズム
「木の枝を使ってハンガーを作ってみよう」
図工の授業が始まった。パソコンをのぞき込む「生徒」は姫路市内に住む小学6年生の女児。画面の向こうにいる「先生」は高千穂大学(東京)の学生だ。
生徒はいったん部屋を出ると、材料を手に戻ってきた。そして先生とやりとりしながら、枝を組み合わせてひもでくくり付け、ハンガーを手作りしていった。
「みんなの社会」「楽しもう!日本語」「なるほど算数・数学」-。授業は10近くある。小学生は1コマ45分、中学生は50分。オンラインの学習管理ツール「グーグル・クラスルーム」を使い、決まった時間に担当の学生が登場し、マンツーマンで教える。現在、兵庫や東京の小中学生5人が授業を受けている。
姫路の女児はコロナ前から登校していない。昼夜逆転の生活だったが、朝に起きるようになった。時間割通りにパソコンの前へ。「生活のリズムができた。大学生との会話が刺激になり、大学への興味もわいてきたようだ」。母親も喜んでいる。
■児童・生徒と触れ合う機会
オンライン上の学園を21年1月に立ち上げたのは、同大の山田良一教授(64)。姫路市立小の校長で定年を迎えるまで35年間、教師を務めた。
教師になって2年目、クラスの子どもが不登校になった。以来、悩みを抱えた多くの親子と向き合ってきた。東京の大学で教えるようになってもいくつかの家庭とつながっており、姫路の小学生もその一人だ。
コロナの感染が広がった2年前、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で話をするようになった。顔が見える環境が簡単にでき、思いついた。「これなら不登校の児童・生徒にも授業ができるかもしれない」。雑談だけでなく、学習を取り入れてみた。
一方、教員を目指す大学生らも悩みの中にあった。子どもに触れ合うバイトやボランティアに打ち込む機会が奪われていた。「オンライン授業やってみない?」。ゼミの学生に声をかけると10人程度が集まり、プログラム作りが始まった。「不登校の子どもって静かなイメージがあったけど違いますね。よく話してくれる」。学生らにも気づきがある。
山田教授は「子どもの学びの選択肢が広がり、大学生にとっても良い機会になる。兵庫から生まれたトライやる・ウィークのように、教員を目指す大学生の活動として定着できないか」と話し、参加者を募集している。授業を受けたい親子からの問い合わせも受け付け中。「KBISオンライン学園」で検索。ホームページからメールを送ることができる。
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