今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)で、立憲民主党が、新人で兵庫県議の相崎佐和子氏(48)を公認候補として擁立する方針を固めたことが18日、関係者への取材で分かった。
相崎氏は同県宝塚市出身。ケーブルテレビのアナウンサーや県広報専門員を経て、伊丹市議を3期務めた。2019年に同市から県議に初当選し現在1期目。神戸新聞社の取材に「県議としての責任もあり、熟考したが、子育てや教育などの分野で国に声を届けていきたい」と話した。
立民は参院選で候補者の半数を女性にすることを目指しており、22日にも党本部で正式決定される見通し。旧民主党勢力は兵庫選挙区では13年から3連敗中で、国民民主党も独自候補の擁立を模索している。
同選挙区では、自民党現職の末松信介氏(66)と公明党現職の伊藤孝江氏(54)、日本維新の会現職の片山大介氏(55)が改選を迎えるほか、共産党新人の小村潤氏(46)、NHK党新人の林マリアゆき氏(48)、政治団体「幸福実現党」新人の里村英一氏(61)が立候補する見通しとなっている。(長谷部崇、今福寛子)