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 5~11歳への新型コロナウイルスワクチン接種で、兵庫県内では2月中に開始する市町はなく、3月上旬から神戸や西宮、姫路市などで始まる見込みだ。「丁寧に対応したい」などとして個別接種を進める市町と、小児医療体制の事情から集団接種を先行させる市町に分かれる。国は5~11歳の接種を努力義務規定の適用外とし、どれだけの子どもが接種を受けるか分からない中、各市町は手探りで準備を進めている。

 接種券の発送を既に始めているのは、芦屋市や加古川市、姫路市など7市町。他も、多くは2月末~3月上旬に発送を予定する。

 接種開始は3月上旬が15市町、中旬が三木市やたつの市など15市町、下旬が尼崎市や丹波篠山市など6市町、「3月中」「調整中」などが5市町だった。

 神戸市や尼崎市など19市町は、小児科医院などでの個別接種のみを実施するか、開始当初は個別接種で進める。神戸市は「かかりつけの先生と相談の上で接種してほしい」、芦屋市は「年齢が下がり、より丁寧な対応が必要」と説明する。

 一方、川西市や西脇市など16市町は集団接種のみの実施や集団接種から始める予定。小児科医院が少ない地域の自治体は「個別接種は医院の負担が大きくなる」とした。「集団接種会場では、複数の医師で副反応に対応できる」とする自治体もあった。

 各市町の担当者を悩ませているのは、接種率の想定だ。宝塚市は12~15歳の接種率(6割前後)を参考に「現時点では個別接種のみを考えているが、希望が多ければ集団接種も考える」とする。集団接種を2日間実施した後に個別接種の実施を予定する豊岡市の担当者は「予約枠をどれだけ設定するか、人数が読めず難しい」と話す。

(高田康夫)

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