12歳以上の新型コロナウイルスワクチン接種と違い、5~11歳では接種の「努力義務」はない。兵庫県内各市町の担当者は「どの程度案内をすればよいのか難しい」と悩む一方、対象の子どもがいる保護者らも接種させるか迷っている。第6波は10歳未満にも感染を広げてきたが、重症化する割合は少なく、医師も「判断が難しい」としている。
小児用ワクチンは、臨床試験などで有効性や安全性が確認されていること、海外で接種されていることから、日本でも接種が進められる。ただ、現時点でオミクロン株に対する効果が確定的でないことから、努力義務の規定は適用しなかった。
こうした国の動きから、稲美町と播磨町は接種券を郵送しないことを決めた。播磨町はホームページや広報紙で接種の実施を知らせ、希望者に同町の窓口まで取りに来てもらう。副反応なども十分に説明し、同意すれば接種券を渡すという。担当者は「接種券を送ると、特に考えずに接種する人がいるかもしれない」と説明する。
他の自治体も対応に苦慮する。複数の自治体には「接種券を送らないでほしい」などの意見も寄せられているという。朝来市は接種券発送に先立ち、保護者の意向調査を実施することにした。
◇
接種するかを決めかねている保護者は多いとみられる。神戸市灘区の女性会社員(41)は、8歳の娘への接種は「今のところすぐに受けるつもりはない。しばらく様子を見る」。
自身は接種が始まってすぐに打ったが、「オミクロン株には効かなかったし、ワクチンは今後も期待できない」と言う。治療薬の開発が進んでいる状況を踏まえ「打たなくても十分だと思う」と話す。
9歳と5歳の子どもが新型コロナに感染したが軽症だったという同市須磨区の女性(44)は「打たせない」と断言。「国内で接種が始まって1年ぐらいしかたっていない。将来の安全性などを考えると抵抗がある」と不安を隠さない。
兵庫県小児科医会の藤田位会長は「オミクロン株に対し重症化予防には効果があるが、感染予防の効果は高くないとされ、副反応の程度は分からない」と説明。その上で「基礎疾患のある子どもは接種した方がいいが、それ以外の子どもの症状は軽い傾向があるので、判断が難しい。慌てずに、かかりつけ医と相談の上、重症化を防ぐメリットと副反応のデメリットをよく考えてほしい」と述べた。(高田康夫、広畑千春、井川朋宏)
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