「どうしても家でじっとしていることができなかった。少しでも私の国の状況について知ってほしかった」。日本各地で在日ウクライナ人やロシア人らによる抗議デモが行われる中、キエフ出身のウクライナ人テチアナ・コルチュクさん(28)=神戸市須磨区=も、26日に京都市内のデモに参加し、「ウクライナを助けてください」と訴えた。
ロシアの侵攻が始まり、兄の一家は一足先にキエフを出たが、両親は2日間シェルターに避難した。だが、日増しに戦闘は激化し、市内にとどまるのは危険と判断。電車を乗り継ぎ、26日に西部の小都市に住む親戚の家にたどり着いた。
「駅には避難しようとする人でいっぱい。次に何の電車が来るかも分からないので、来た電車に乗って西へ西へ逃げていると聞いた」とテチアナさん。自身も不安でほとんど寝られず、26日夜に両親から知らせを受けた後、気を失うようにベッドに倒れ込んだ。
だが、まだキエフに残っている友人もおり、そのうちの1人は妊婦で、一時連絡がつかなくなった。「戦闘が激しくなり、この状態で避難するのは難しい。無事でいて」と心配する。
留学生として来日し、5年前に仕事で再来日。日本人の夫と結婚し、昨年、子どもを授かった。新型コロナ禍でウクライナとの往来もままならず、両親とは昨年10月に一時帰国した際、会ったのが最後だ。
「コロナが最悪だと思っていたのに、もっとつらいことがあるなんて。両親とも、もういつ会えるか分からない」とテチアナさん。「私たちが何をしたのか。プーチン大統領は『一般人は狙わない』と言っていたのに、それも全部うそだった。まるで映画の中のことのようだけれど、私の国、私が生まれて育った国で起きている現実なんです」と声を詰まらせる。
家族や友人たちに1日何回も会員制交流サイト(SNS)で「大丈夫?」と尋ねる。日付も曜日も分からなくなった。「侵攻の前と後で世界は変わってしまった。ウクライナの子どもたちは戦争を忘れることはないでしょう。もし状況が悪化したら、他の国も巻き込まれてしまうかもしれない。私にはロシア人の友人もいる。ウクライナ人もロシア人も誰も、死んでほしくない」と言い、こう振り絞った。「どうか、世界中の人の声で、ロシアに影響を与えてほしい。早く、戦争を終わりにしてください」
(広畑千春)
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