無数のイチゴが頭上に浮かぶ。名付けて「空飛ぶいちごハウス」。周囲は甘い香りに包まれ、ハウスの中は春の陽気に満ちあふれている。
イチゴ狩りシーズン最盛期。兵庫県淡路市野島常磐の観光施設「グリナリウム淡路島」のイチゴ畑は珍しいつり下げ式で、長さ約30メートル、幅約20センチの棚がずらり60本並び、「紅ほっぺ」や「あきひめ」など5種類約1万7000株を栽培している。
棚は上下に動かして、食べごろを迎えた棚を摘み取りやすい高さに調整する。イチゴの下にできた広い空間で、客はシートを広げたり椅子に座ったり。間隔を取りやすく、コロナ対策にも役立っているという。
営業時間は午前10時~午後4時。火曜休み。入場料は4歳以上イチゴ1パック付千円。収穫したイチゴは量り売り。同施設ホームページから予約。(坂井萌香)