兵庫県内の国公立大学は一般入試前期日程の合格発表の時期を迎えた。神戸市外国語大(同市西区)では7日午前10時、学内の掲示板に合格者312人の番号が張り出され、受験生や保護者らが歓喜に浸ったり、無念の涙を浮かべたりした。
県内では神戸大や兵庫県立大が新型コロナウイルス感染対策のため掲示板での合格発表を取りやめ、ホームページへの掲載などにとどめている。神戸外大でもホームページでの確認を推奨しているが、学内で発表を見届けたい受験生もおり、掲示板への張り出しを続けてきた。
掲示板の前では発表前から県内外の受験生や保護者が待機。職員が張り出した紙に自分の番号を見つけると、笑みを浮かべてスマートフォンで撮影していた。英米学科に合格した県立長田高校3年の井筒薫さん(18)は「すごくどきどきしたけど、発表を見守るのが憧れだった。大学では英語と経営をしっかり勉強したい」と相好を崩した。
7日は県立大も672人の合格を発表。神戸市看護大は4日に56人を発表した。神戸大は9日、兵庫教育大は10日に発表する。(古根川淳也)









