同世代に防災意識を持ってほしいと思い立ち、神戸市外国語大学(同市西区)の学生が今年1月、防災を啓発する団体を立ち上げた。東日本大震災の被災地を訪ね、案内された語り部の男性の話に耳を傾けるうち、「気持ちを無駄にできない」と考えた。当面は講演会を開くが、いずれは外大生の語学力を生かし、災害弱者になり得る外国人留学生たちのサポートを目指す。(堀内達成)
団体名は「スマイル&ファイティング!」。代表の岡崎菜々子さん(19)と、副代表の戸高朱里さん(19)が立ち上げた。1年生の2人は昨年12月、別の団体で行う行事に向けて防災を学ぶため、宮城県沿岸部を訪問。震災を学ぶ2泊3日のツアーに参加し、学習に活用される「海の見える命の森」(南三陸町)や、児童74人、教職員10人が犠牲になった大川小学校(石巻市)などを巡った。
その中で、2人は語り部やボランティア活動を続ける南三陸町の阿部寛行さん(60)に心を動かされた。自身も被災したにもかかわらず震災直後から11年間にわたって活動を続ける姿に、岡崎さんは「他人のために自分を犠牲にできる人」と驚き「次の災害が起こった時、全国の人の命を守れるように行動している。その努力や気持ちを知って、自分がやらなきゃと思った」と振り返る。
岡崎さんは2018年の西日本豪雨で被害を受けた広島市安佐北区の出身。豪雨の3カ月前に転居し、被害は免れたが友人たちが被災した。阿部さんが安佐北区でも活動をしたと聞き、より胸に響いたという。
大学に戻ると、防災に関する学生団体がなく、授業が少ないと気付いた。兵庫県外出身の学生も多く、危機感を持った。2人はすぐに団体を設立し、現在は7人が所属する。
第1目標は学校の仲間に防災意識を持ってもらうこと。そのため防災講演会を月1回程度、大学で開く予定だ。興味を持ってもらうため、「防災×教育」や「防災×環境」などと具体的な分野に絞るという。
さらに、言語力を生かして近隣大学の留学生たちと交流し、いざというときにサポートできる体制を築きたいとも願う。戸高さんは「東北で改めて命が一番大事だと気付いた。やりたいことがいっぱいあっても命がないと意味がない」と同世代に働きかける意味を語る。
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