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ソル・ルウィット氏の作品「ストラクチャー(正方形として1、2、3、4、5)」などが並ぶ会場=神戸市中央区脇浜海岸通1
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ソル・ルウィット氏の作品「ストラクチャー(正方形として1、2、3、4、5)」などが並ぶ会場=神戸市中央区脇浜海岸通1

 現代アートにも強い影響を与える美術の潮流について紹介する展覧会「ミニマル/コンセプチュアル ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960-70年代美術」(神戸新聞社など主催)が26日、神戸市中央区の兵庫県立美術館で開幕する。内覧会が25日あり、作家18人の作品と資料約130点が披露された。

 ミニマル・アートは作り手の主観や手仕事を排し、幾何学的な形などで簡潔な表現を打ち出した。コンセプチュアル・アートは、作品そのものよりもコンセプトやアイデアを重視した。

 同展は、二つの芸術動向を特徴付ける「規則と連続性」「芸術と日常」などの9章で構成。60~70年代当時の展示風景を再現した。

 難解に見えるが、作家の人間味が伝わってくる。自らを「生きる彫刻」として見せた作家もいる。これは絵なのか、物なのか。あえて作品を見えにくい場所に飾る理由は-。考えながらの鑑賞が楽しめる。河田亜也子学芸員は「見た目は素っ気なくても、考え方に目からうろこが落ちる。自分が脱皮するような爽快さがある」と魅力を語る。

 5月29日まで。月曜休館。一般1600円ほか。県立美術館TEL078・262・1011

(小林伸哉)

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