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情報収集力の向上を目指し、新聞の気になる見出しを探す新人職員=神戸市中央区浜辺通5(撮影・坂井萌香)
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情報収集力の向上を目指し、新聞の気になる見出しを探す新人職員=神戸市中央区浜辺通5(撮影・坂井萌香)

 神戸市が今春採用した新人職員の研修が、同市中央区の神戸サンボーホールで始まり、約230人が神戸新聞社のNIB研修を受講した。情報収集力などを高めて新施策創出につなげるのを目標に、同社教育事業戦略室の冨居雅人室長が新聞の活用法を紹介した。

 NIBは、Newspaper in Business(仕事に新聞を)の略で、同市では2019年度から職員の仕事力向上のために導入され、4年目。

 冨居室長は、見出しや第1段落だけでも記事の内容が分かる新聞の作りや、短時間で多くの情報に触れる読み方などを解説。分かりやすい文章は、行政の広報にも大切な要素だとした。

 インターネットに真偽不明の情報があふれる中、気になることばかりに接する“情報の偏食”に気を付け、正しい情報を読み解いていく難しさと大切さを説明。「多面的、多角的に情報を見詰めて視座を広げ、自身の立ち位置をしっかりと持って仕事に生かしてほしい」と呼び掛けた。

 新人職員は今後、日々の購読を通じ、設定されたテーマでリポート作成に取り組む。受講した男性(22)は「多様な情報に触れることの大切さが分かった。しっかり新聞を読み込み、神戸の情勢に敏感な職員になりたい」と話した。

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