森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざんで自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(51)=神戸市在住=が11日、東京都内の日本記者クラブで会見し、「関係者は全て真実を語ってほしい」と改めて訴えた。
雅子さんは真相解明を求めて国を提訴したが、国は昨年12月、請求を受け入れて「認諾」した。関係者の尋問などが行われないまま裁判が終わり、改ざんに至る過程などは明らかになっていない。
雅子さんは会見で「夫は国に殺された。何のために国会や裁判があるのか。ひどい国だと思う」と悔しさをにじませた。
同席した生越照幸弁護士によると、賠償金を約1億円と高額にしたのは、国が一方的に裁判を終わらせるのを防ぐ狙いもあったという。尋問に向けて準備していたことを明かし、「国は追及されるのを防ぎ、一貫して情報を隠し続けている」と批判した。
今後、佐川宣寿元国税庁長官を相手取った裁判などが残っている。雅子さんは「佐川さんには法廷にきちんと出て、真実を明らかにしてほしい」と求めた。(末永陽子)









