ロシアのウクライナ侵攻を受け、神戸市外国語大学(同市西区)ロシア学科の教員が同大のホームページ(HP)上でメッセージを発し、反響を呼んでいる。「反ロシア」感情が高まる中、行き過ぎた憎悪と排除の動きに警鐘を鳴らし、ロシア語を学ぶ学生たちに「言葉の力を信じ、誇りを持って学んで」と呼び掛けている。(小尾絵生)
メッセージは1600字超。ロシア学科の金子百合子教授(48)ら教員6人の連名で掲載された。
「ロシア学科で学ぶ在校生の皆さん、卒業生そして新入生の皆さん」と題された文章は、学生たちがロシアのウクライナ侵攻にショックを受け、「身を切られるような思いをしている」ことをまず案じた。
同時にロシアに関すること全てが一方的に否定されたり、非難の的になったりする事態を憂慮。今だからこそ、隣国ロシアの言語や文化、歴史を学び、対話の道を探る必要もあるはずと問いかける。
ロシアに多くの友人がいるという金子教授はメッセージを作成した理由について「非人道的な行為は決して許されないが、ロシアの多様な文化やすべての人が悪とみなされることに危機感があった」と話す。また長年ロシアと関わってきた立場から、ロシアとウクライナの複雑な歴史を語ろうとしても「ロシア寄り」のプロパガンダとみられ、沈黙を強いられたり、議論ができなくなったりする風潮に違和感を覚えた。
実際、同大によると、「敵国の言語を学んでいるのか」と言われ、「ロシア語を学んでいることを公にしたくないと感じるようになった」と話す学生もいるという。
メッセージは金子教授の下書きを基にほかの教員の意見を取り入れて、3月23日に掲載。不安を募らせる学生らに「ロシア語を学習することを無益なこと、恥ずべきことと思わないで」「(批判的な目で見られても)毅然とした態度で前を向いて学習を続けてください」と語りかけ、教員一同これまで以上に支えていくことを誓った。
メッセージは交流サイト(SNS)を通じて拡散。他大学の学生や研究者にも読まれ、ツイッターでは「胸にぐっと迫ってくる。公立の学校が、しかも先生方の個人名を入れて発信する意義(は大きい)」「戦争はよくないことだけど、ロシアの人々自体や文化まで否定したくない」「ロシア語を学びたいと思っている人がいたら読んでほしい」など共感の声が広がる。
神戸市外大ロシア学科の学生は春の新入生43人を含めて現在197人。金子教授は「言語を学べばその国の文化や社会を知り、信頼関係を築く礎になる。今はひびの入った日ロ関係がいずれ修復段階に入った時、必要になる力だ。誇りを持って学びを続けてほしい」と話す。
【メッセージ全文】ロシア語を学ぶ皆さんへ
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