衆院議員を辞職し、夏の参院選にくら替え立候補を目指しているれいわ新選組の山本太郎代表が20日、神戸市内で街頭演説した。自身が立候補する選挙区について「(兵庫県)宝塚市出身だ。ふるさとである兵庫(選挙区)から出る選択肢は当然出てくると思う」と語り、含みを持たせたが、「どこから出るかは今、言えない」とも述べた。
山本氏は15日、衆院議員の辞職とくら替え立候補の理由を説明。連立政権を組む自民、公明両党に加え、「日本維新の会が伸びる状況は危険だ」と訴え、現有2議席の参院で議席の上積みを図るとした。
具体的な選挙区などは明言しなかったが、「選挙区の議席をもぎ取りにいく」とし、改選複数区からの立候補を示唆。兵庫選挙区(改選数3)の現職は自民、公明、維新が占めている。
れいわは既に東京、大阪、愛知、福岡、埼玉各選挙区の公認候補を発表。山本氏は自身の立候補のために候補者を差し替えることはないとしている。(三島大一郎)