宝塚歌劇星組公演、ミュージカル「めぐり会いは再び next generation(ネクスト・ジェネレーション) 真夜中の依頼人」が23日、兵庫県宝塚市栄町1、宝塚大劇場で開幕した。行き違いと勘違いから起こる恋のドタバタ劇で、個性豊かな登場人物をトップスター礼真琴はもちろん、全員が楽しんで演じている。理屈抜きに楽しめるロマンチックコメディーだ。
「めぐり会いは再び」は2011年に柚希礼音を中心にした星組が上演して大好評。翌年、続編が上演され、本作はさらにその続編。前作で礼が演じたルーチェが10年の時を経て再び舞台に上る。
架空の国の王都マルクト。オルゴン伯爵の次男ルーチェ(礼)は、大学卒業後も定職に就かず、友人レグルス(瀬央ゆりあ)の探偵事務所の手伝いをしながら居候を決め込む。ガールフレンドのアンジェリーク(舞空瞳)との関係がギクシャクするうち、彼女には別の男との縁談が舞い込む。
そんなある日、王家に代々伝わる秘宝「一角獣の聖杯」を泥棒から守って欲しいという依頼が舞い込む。捜査に乗り出したルーチェは、なぜか王家の娘の花婿候補に選ばれ、国を揺るがす争いに巻き込まれて行く。
恋に不器用なルーチェ役の礼が、見た目も金髪にし、とにかくキュート。花婿選びで腹筋合戦をするなど、コミカルな姿をふんだんに見せる。舞空演じる思い人、アンジェリークに、本心とは裏腹のことを言ってみたり、すねてみたり。見ている方はつい「しっかりしなよ」と応援したくなる。
舞空もルーチェが好きなのに素直になれないアンジェリークを好演。鼻っ柱の強さが小気味いい。モラトリアムを謳歌するレグルス(瀬央)ら仲間たちとの群像劇にもなっている。歌姫エメロード役、専科・美穂圭子の歌唱力も随所で光った。
電子音を駆使したテーマ音楽、耳になじみのいいJポップ風、1980~90年代のシティポップ風と、楽曲もバラエティーに富む。
ミステリー部分は比較的早い段階で謎が明らかになってしまうが、肩の凝らないストーリー展開と、登場人物の性格付けの妙で最後まで楽しんで見ることができた。
後半はショー「Gran Cantante(グラン・カンタンテ)!!」。「素晴らしい歌い手」の意味のスペイン語で、歌唱力で高い評価を誇る礼が熱いラテンのナンバーを伸びのある声で情熱的に歌い上げる。歌に加え踊り、表現力にも定評がある礼が、舞台をところ狭しと駆け回る。
大階段を使ったド派手なオープニング。フラメンコなどのステップを使い、複雑に構成されたフォーメーションで息つく暇を与えない。かと思えば田原俊彦の「NINJIN娘」を歌いながら、ニンジン娘にふんした女性と、ニンジンが好物のウマを思わせる動きを入れた振りで歌い踊るコミカルなシーンも。サービス精神旺盛な藤井大介の演出が飽きさせない。
フラメンコのポージング、マントさばきなど、何をやっても決まる礼。終盤、舞空とのデュエットは白にスパンコールの燕尾服、舞空も白のロングドレスで激しく踊り、盛り上げた。
第108期生の大劇場デビューでもあり、サフランの花をイメージした衣装に身を包んだ37人がラインダンスを披露した。フィナーレでは全員が羽を付け、階段上部を飾る。
「あー、楽しかった」。見終わって思わず口から言葉が出た。
(片岡達美)
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