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樫原優衣さんが考案した付箋「エビングハウスフセン」
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樫原優衣さんが考案した付箋「エビングハウスフセン」

 反復学習に効果的なタイミングが一目で分かる付箋を神戸市の高校生が考案した。特許を取得し、神戸新聞社など全国の地方新聞社が地元の名産品を紹介する通販サイト「47CLUB」(よんななくらぶ)で販売されている。

 中高一貫の神戸大付属中等教育学校5年(高校2年)樫原優衣さん(16)=神戸市西区=が考案した。アイデアはドイツの心理学者エビングハウスの理論から発想。記憶率を数値で示した「記憶の忘却曲線」を参考に復習日を指定した。付箋は「エビングハウスフセン」と名付けた。

 付箋には、記憶を定着させるのに最適とされる「学習の翌日」「1週間後」「4週間後」の三つの日付が刷られている。そのタイミングで復習して、日付を切り取る仕組み。問題集や単語集に張って使うことを想定している。

 特許は3月上旬に認められ、登録が完了した。付箋の画像を取り込めばアプリがタイミングを知らせてくれるアイデアも認められた。樫原さんは「予想以上に多くの項目を認めてもらえた」と喜ぶ。

 付箋は28日用、30日用、31日用など計5種類あり、660~880円(いずれも税込み)。西武渋谷店でも期間限定で並んでいるという。現在は国際特許も出願中で、海外での販路拡大もにらむ。樫原さんは「いろんな方に意見を頂いてデザインも磨かれていった」と達成感をにじませ「学習で行き詰まっている人はぜひ使ってみて」とPRする。

 47クラブのホームページhttp://www.47club.jp/

(松本寿美子)

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