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神戸市役所で開かれた定例会見で、セクハラや人権侵害に当たる行為などが繰り返されていた市水道局の懲戒処分事案について言及した久元喜造市長=神戸市中央区加納町6、神戸市役所
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神戸市役所で開かれた定例会見で、セクハラや人権侵害に当たる行為などが繰り返されていた市水道局の懲戒処分事案について言及した久元喜造市長=神戸市中央区加納町6、神戸市役所

 神戸市の久元喜造市長は26日の定例会見で、同市水道局の複数の職員が職場でセクハラや人権侵害に当たる行為を繰り返していた事案について「言語道断だ。(庁内に)拭いがたい陰湿な体質がある」とし、各職場での実態調査をする方針を明らかにした。

 同市は19日、職場でわいせつな会話や同僚への暴言を繰り返したなどとして、同局の職員5人を停職3~15日の懲戒処分にしたと発表。第三者委員会の報告書によると、宴席で同僚の首筋に熱く煮えた食材を落とす暴行などもあった。

 会見で久元市長は、昨年末に最初の報告を受けたといい、「非常に残念。厳正に処分されなくてはいけないと感じた」と振り返った。市立東須磨小学校(同市須磨区)で起きた教員間暴行・暴言問題の陰湿さを想起させるとも指摘した。

 同様の事案が繰り返される要因を「問題のある職員の行動に声を上げられない、上司が部下を注意できない体質がある」と強調。幹部が当事者意識を持ち、組織風土の改革に取り組む必要があるとした。

 ハラスメント行為などに関する全庁的な調査については、局長らが継続的に現場を見て回り、個別に指導するべきだとし「幹部らが職場の隅々まで目を行き届かせることが大事。実態を把握して必要な対応を取ってほしい」と話した。(三島大一郎)

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