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神戸市の久元喜造市長がアカウント削除を宣言したツイッターの画面
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神戸市の久元喜造市長がアカウント削除を宣言したツイッターの画面
神戸市の久元市長がツイッターに投稿した文章
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神戸市の久元市長がツイッターに投稿した文章
神戸市長・久元喜造氏
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神戸市長・久元喜造氏

 神戸市の久元喜造市長が27日夜、自身のツイッターで事実無根の書き込みに悩み、近日中のアカウント削除を宣言したことについて、直後から28日にかけて、ツイートの返信欄には賛否の書き込みが相次いだ。市長の活動が身近に感じられたと発信の中止を惜しむ声がある一方、直接注文できる機会は最後として意見を記した返信も目立った。

 久元市長は2013年からツイッターを始め、フォロワーは約3万人。27日午後10時すぎに「近日中にアカウントを削除します」と投稿した。理由については「事実無根の書き込みに悩んできました。もう限界です」とつづった。

 その後、ツイートの返信欄には、投稿を通じて行政を身近に感じ、市長の人柄を知ることができたとして「やめてしまうのは残念」「自然災害時などツイッターは情報収集に活躍するツール。ブロック機能で対応し、続けてほしい」などの書き込みが相次いだ。

 「心の負担になるなら無理はしない方がいい」などと、市長の心情に理解を示した上で、別のツールを使い、情報発信を続けてほしいとの意見もあった。

 一方で「(返信には)市長の耳に入ってこない真実も埋もれている」「逃げずに真っ向から向き合うべき」との意見も見られたほか、王子公園再整備案の見直しや子育て施策の改善を求める書き込みもあった。

 久元市長は神戸新聞社のこれまでの取材に対し、「(発信に対する)書き込みは匿名でもできる。そこがつらいところ」と吐露。「事実ではない書き込みを目にすることは、精神衛生上良くない」と訴えていた。

 また、ブロック機能を使うことについて「ツイッターを利用している以上はしたくない」と強調。「(書き込みを見て)世の中の動向が把握できる面もあるが、やっぱり苦痛で、率直に言えばやめたい」と話していた。(三島大一郎)

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