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気球に乗ったサザエさんが眺める映画祭は!? アニメ冒頭に洲本の大浜海岸登場 6月まで

2022/05/13 17:45

 長寿アニメ「サザエさん」のオープニング映像に、兵庫県洲本市の名所・大浜海岸が登場した。気球に乗ったサザエさんが、波打ち際に巨大スクリーンをつるした「うみぞら映画祭」を眺める。約8秒間ながら、映画祭の関係者は「観光振興の弾みにしたい」と喜んでいる。(中村有沙)

 うみぞら映画祭は2016年から、温泉旅館が加盟する淡路島観光協会や映像制作会社海空(京都市)などが連携する「海の映画館をつくろうプロジェクト実行委員会」が催している。横約10メートル、縦約6メートルのスクリーンをクレーンでつり、観客は夕暮れの砂浜に座って観賞する。

 オープニング映像は、きれいな海を守る日本財団の「海と日本プロジェクト」とテレビ局による共同企画の一環で制作した。全国の海にまつわる場所やイベントを題材にする。

 実行委員会が日本財団のプロジェクトからごみ袋などの提供を受け、会場周辺のごみ拾いなどに取り組んできた経緯があり、採用が決まった。洲本の他に、滋賀県琵琶湖の学習船「うみのこ」や、愛媛県今治市の造船所の進水式などを取り上げた。

 うみぞら映画祭は、20年は新型コロナウイルス禍で中止された。21年は洲本市出身の女優キムラ緑子さんらを招き、砂浜に敷くシートの間隔を空けるなど感染防止に努めて実施した。今年は9月に予定している。

 映画祭のオープニングの放映は6月まで。海空の大継康高社長(40)も洲本市出身で「子どものころから見ていたサザエさんに淡路島が登場するだけでもうれしい上に、映画祭の様子をそのまま描いてもらえて感動。全国的な知名度が高まって9月の映画祭に多くの人が足を運んでほしい」と話している。

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