初夏の水辺をしっとりと彩るハナショウブが、神戸市須磨区の須磨離宮公園で見ごろを迎えた。6月半ばまで、紫や白といった鮮やかな花々を楽しめる。
アヤメ科の多年草。同園では約70種、5000株が栽培され、現在は濃い紫色が目を引く「長井小紫」や淡い紫の「紅の糸」などが花を付けている。
昼下がり、その涼しげな風情にしばらく見入る来園者の姿も。友人と訪れた姫路市の60代男性は「いろいろな品種が見比べられてうれしい。特に大きな花がきれい」と話していた。
午前9時~午後5時。木曜休み。入園料は15歳以上400円、小中学生200円。同園TEL078・732・6688(坂井萌香)









