任期満了に伴う加古川市長選と市議選が5日、告示された。市長選にはいずれも無所属で、新人のアパレル通販会社社長、久本和明氏(38)と、3選を目指す現職の岡田康裕氏(46)が立候補を届け出た。投開票はいずれも12日。
同市では若者の都市部への流出などで、2021年まで9年連続で転出超過になり、人口減少対策が課題となっている。JR加古川駅周辺再整備の方向性や子育て施策なども争点で、2期8年の岡田市政が問われる。
久本氏は「みんなで一緒に助け合って子育てできるコミュニティーをつくり、安心して子育てできるまちにしていきたい」と主張。岡田氏は実績を強調した上で「『加古川ならでは』の魅力を磨き、住民が地元に誇りを感じられるまちをつくっていく」と訴えた。
市議選には、定数31に対し、現職23人、新人12人の計35人が立候補を届け出た。(斉藤正志)
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