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参院選兵庫選挙区に立候補した伊藤孝江氏=兵庫県庁(撮影・坂井萌香)
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参院選兵庫選挙区に立候補した伊藤孝江氏=兵庫県庁(撮影・坂井萌香)

 家族の介護などに追われる子どもたち「ヤングケアラー」。自民党、国民民主党との3党で4月、支援に向けた検討チームを設置した。「子どもを巡るさまざまな問題の入り口だが、自治体ごとに対応に温度差がある」と指摘。法整備を含む課題解決を目指し、国会の最前線で議論を続ける。

 「一人に寄り添う政治」にこだわる。原点は27年前の阪神・淡路大震災にさかのぼる。宝塚市の自宅は半壊。司法試験の勉強を続けるべきか悩んだが、被災者から「孝江ちゃんの合格が希望になる」の言葉に一念発起。震災の年、5度目の挑戦で合格を勝ち取った。

 大阪弁護士会の人権擁護委員会でホームレスの自立支援などに奔走した。ヤングケアラー、冤罪を防ぐ制度改正と「光が当たりにくい問題に取り組む」ことを政治活動の命題とし、「人権派」は今も健在だ。

 新型コロナウイルス対策では、看護師派遣を求める小規模自治体の要望に応えるため関係省令の改正に尽力し、「力になれて良かった」。弁護士時代からの座右の銘「誠心誠意」がにじむ。「若い世代が将来に希望を持てるような政治を追求したい」。2期目に向け、迷いはない。(金 旻革)

【メモ】

・趣味…「六甲山全山縦走」を踏破するほど山歩きが好きだったが、初当選後は行けずじまい。「趣味と言っていいのか悩ましい」

・息抜き…劇画版「鬼平犯科帳」をこよなく愛し、時代劇専門チャンネルを見てリフレッシュ。大好きな肉料理を食べることも大事

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