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参院選兵庫選挙区に立候補した稲垣秀哉氏=兵庫県庁(撮影・坂井萌香)
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参院選兵庫選挙区に立候補した稲垣秀哉氏=兵庫県庁(撮影・坂井萌香)

 「自公政権は日本国民をないがしろにしている」。批判の念頭にあるのは、岸田文雄首相が3月の記者会見で発した言葉だ。

 新型コロナウイルス禍での外国人の入国制限を、段階的に緩和する意向を示した首相。説明の過程で「わが国の宝とも言える留学生が(中略)円滑に入国できるよう-」と言及した。

 日本の宝は日本国民であり、子どもたちではないか-。2018年の改正入管難民法成立で外国人労働者受け入れを拡大する仕組みが整った時、「日本が解体される」危機感を抱いた。変わらない政治の現状を見切り、政治団体「新党くにもり」から立候補した。

 明治維新に貢献した西郷隆盛に20代で傾倒。実像に迫ろうと執筆活動に没頭、日本の歴史や伝統に思いを巡らせてきた。入管法改正を機に、反グローバリズム保守運動に身を投じる。

 消費税ゼロ、積極的な財政出動を主張し、最も強調するのは「中国の侵略への備え」だ。国防安全保障が最大の福祉と説き、核武装が脅威への対抗手段と信じる。「天皇陛下を中心とする和の文化を持つ日本を守り、次世代に紡ぐ」。揺るぎない信念を、声を大にして届ける。(金 旻革)

【メモ】

・これまでの活動…釣具店に週5日パートで勤めながら、執筆を最優先してきた

・自己分析…なかなか火がつかないけど、火がついたらとことんやってしまうタイプ。所属する新党くにもりの代表も「(稲垣氏は)日本の歴史や伝統の見識が深い」と太鼓判を押す

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