車両故障で下り線のみの運行となっていた神戸市東灘区の「六甲ライナー」は6日、始発から通常運転を再開した。
神戸新交通によると、4日夜、アイランド北口-南魚崎間の六甲大橋上を走行していた上り線の車両から異音を感知した。点検の結果、4両編成の2両目が傾き、タイヤなどが損傷していたため、運行を停止。乗客約20人は線路上を歩いて避難し、けが人はなかった。
このため、同ライナーは5日は終日、下り線の単線運行となり、同日夜から故障した車両をクレーンでつり上げて撤去する作業を行っていた。
4、5日で計約3万4千人に影響が出た。同社は自動運行システムと車両間の通信に不良が発生したとみて、原因を調べている。