安倍晋三元首相が銃撃された事件を受けて、警察庁は8日午前、対策本部を設置した。事件当時の警備態勢が適切だったかを検証する方針。街頭演説中に政治家が襲われる事件は過去にも起きている。要人警備の経験がある警察関係者は「大勢の人が集まる選挙の警護が一番難しい」と困難さを語る。
安倍元首相は事件前日の7日、兵庫県や岡山県でも演説。兵庫では西宮市の阪急西宮ガーデンズ前と神戸・三宮で街宣車に乗り、マイクを握った。
三宮では約10分間にわたって「日本を守り抜いていくのは私たち自身の責任だ」と訴えた。演説後は街宣車から降りて、グータッチやスマートフォンで写真撮影を求める人たちに応じた。その様子を見ていた陣営関係者は「兵庫では何も異常はなかったが、警備の人は相当緊張したと思う」と振り返る。
首相経験者や閣僚、政党党首などの要人警護は通常、警護を専門とする警視庁のSP(要人警護警察官)のほか、管轄の都道府県警の本部職員、所轄署員らが担当する。
警備に当たる人員は要人や場所、情勢などによってまちまちだ。だが、大勢の人が集まることが予想される政治家の場合は、雑踏事故の防止も考慮する必要があるため、主催者である政党関係者らと事前に警備計画を決めることもある。
警備経験の長い警察官OBは「選挙の警備は何があるか分からないから怖い」と指摘する。
「政治家は演説だけじゃなく、パフォーマンスも大事。ある意味、来る者拒まずだ。よほど怪しい風貌だと、チームで共有して周りを囲んで備えることもあるが、基本的には多くの人に聴いてもらわないといけないから排除できない」のだという。今回の事件のように不審者が至近距離に近づいてしまうと「止めようがない」と肩を落とす。
加えて、要人の応援演説は急きょ決まることも多く、別の警察官は「何日もかけて綿密に準備できればいいが、実際は難しい」と明かす。
7日の兵庫での応援演説では、主催する自民党県連が安倍元首相と聴衆との距離を取るため、街宣車の上に乗ってもらうよう事前に取り決めていたという。また、民間会社の警備員約20人も周辺に配置していた。
兵庫県警警備課は「参院選はまだ続いている。事件を受けて警備をより強化していくことになる」と警戒を強める。
選挙期間中に政治家が襲われる事件は過去から相次いでおり、2007年には長崎市長選で4期目を目指していた当時の伊藤一長市長が選挙事務所で暴力団員に拳銃で撃たれ、死亡する事件が発生。10年には参院選候補者の応援演説をしていた当時国交相の前原誠司議員に石が投げつけられ、22年には立憲民主党の福山哲郎議員が街頭活動中、近寄ってきた男に殴られる事件などがあった。
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