兵庫県は１１日、新たに１２５５人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週月曜（４８３人）の２・６倍に増加。直近１週間を平均した１日当たりの新規感染者数は１９日連続で増え、１９２２・６人となった。また、新たに２人が死亡したと明らかにした。

　新規感染者は発表自治体別に、神戸市＝３０３人▽姫路市＝６２人▽尼崎市＝１９３人▽西宮市＝１２１人▽明石市＝２６人▽県所管＝５５０人。

　神戸市では小中高校、介護関係施設などで新たに２８件のクラスター（感染者集団）が判明した。明石市立市民病院では、１０日までに職員と入院患者計１７人の感染が分かった。また県議会事務局は、松本隆弘議員（６０）＝自民党兵庫、明石市選出＝の感染を発表した。

　死者２人は県所管の９０歳以上の女性と明石市の８０代男性。１０日時点で県内の自宅療養者数は１万９１０人となり、５月２６日以来約１カ月半ぶりに１万人を超えた。１１日午前０時時点で、病床使用率は２８・５％、うち重症用は３・５％。

　直近１週間の感染者数は、３日連続で前週比２倍以上となった。県感染症対策課は「明らかに増加の局面に入った」としている。

（井川朋宏）

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