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大阪・関西万博に合わせた兵庫での体験型観光事業について意見が交わされたシンポジウム=18日午後、神戸市中央区、兵庫県立美術館
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大阪・関西万博に合わせた兵庫での体験型観光事業について意見が交わされたシンポジウム=18日午後、神戸市中央区、兵庫県立美術館
注目される「空飛ぶクルマ」の実演飛行=18日午前、尼崎市船出
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注目される「空飛ぶクルマ」の実演飛行=18日午前、尼崎市船出

 2025年大阪・関西万博の開幕まで千日前となり、兵庫県でも18日、記念のイベントがあった。神戸市のシンポジウムでは県独自の体験型観光事業への期待や、盛り上げる方法を斎藤元彦知事らが議論。尼崎市では、万博で人を乗せた空の移動が計画される「空飛ぶクルマ」の実演飛行があった。

 県の体験型観光事業「ひょうごフィールドパビリオン」は、万博来場者を兵庫に呼び寄せる目玉施策。現在、SDGs(持続可能な開発目標)の観点をとり入れた体験と学びを提供するプログラムを募っている。

 シンポには、斎藤知事や同事業を検討する会議で座長を務める石川路子・甲南大学長補佐、アドバイザーの橋爪紳也・大阪公立大研究推進機構特別教授らが参加。プログラムの候補に挙がる新温泉町のアイガモ農法や三木市の金物が紹介され、「多くの担い手を巻き込んで機運を醸成しよう」などと呼び掛けた。

 一方、尼崎市の臨海部であった「空飛ぶクルマ」の飛行は、近畿地方では初めて。県は、パソナグループや兼松など企業4社と協力して、空飛ぶクルマを通じて地域活性化を担う人材育成に取り組む。

 車体は、一般社団法人「MASC(マスク)」(岡山県倉敷市)が所有する中国製。実演飛行は無人で、全長5・7メートルの機体が高さ30メートルまで上昇し、南に約300メートル飛行して戻ってくると、見学者から歓声が上がった。

 企業などと一緒に大学生の立場で課題を考えていく甲南大の卜田真輝さん(20)は「兵庫県は山が多いため、生活や物流面で役立てられるようにアイデアを出したい」と話していた。(堀内達成、西尾和高)

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