兵庫県で21日、新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が過去最多の8169人となった。流行「第7波」が猛威を振るう一方、若年層のワクチン接種率は伸び悩んでいる。コロナ対策を担う県幹部や感染症の専門家は「コロナとの『共存』には、重症化を抑えるワクチン接種しかない」と訴え、早期接種を促している。
国のワクチン接種記録システム(VRS)によると、19日時点の3回目接種率は全国平均62・33%で兵庫は59・50%。年代別でみると兵庫は50~90代で約74~95%と高いが、20~40代は約42~55%と低く、10代(12~19歳)にいたっては22・9%にとどまる。
感染者の年代別では若年層の感染が目立つ。21日公表分では、県の健康福祉事務所(保健所)が把握した感染者2416人のうち40代以下が77・9%。最も高い割合は10代の19・3%で、ワクチン接種が進んでいない世代で感染拡大の傾向が浮かび上がっている。
「2回目接種だけでは変異株への免疫は不十分」。医師で県の感染対策部門トップの山下輝夫・保健医療部長によると、体内の免疫細胞はワクチン接種を重ねることでウイルスを学習し、除去するための抗体を増やすという。ただ、時間の経過とともに抗体は減少するため「若者は3回目を、高齢者や基礎疾患がある人は4回目をできるだけ早く打つべき」と強調する。
ワクチンには感染予防のみならず、重症化防止の効果も確認されている。
オミクロン株の流行による第6波で、県立加古川医療センターの集中治療室(ICU)に入院した重症患者23人(平均年齢69歳、いずれも基礎疾患あり)のうち、13人がワクチンを接種しておらず、残り10人が2回目接種までで3回目接種者はゼロだった。この結果について、神戸大大学院の森康子・感染症センター長は15日にあった新型コロナ対策本部会議後の記者会見で「オミクロン株の重症化を防ぐ上で3回目接種の重要性を示している」と指摘した。
第7波の現状について、山下部長は「季節性インフルエンザをほうふつとさせるほどの感染力。誰がいつどこで感染しても不思議ではない」と述べ、「若者は感染を拡散させないために、高齢者は自分の命を守るために接種をお願いしたい」と呼びかけている。
県の大規模接種会場では予約なしで接種を受け付けている。(金 旻革)
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