朝焼けの空に「キリンの群れ」が浮かび上がる。兵庫県淡路島北端の淡路サービスエリアでは夏の間、神戸港の東側から昇る朝日を背に幻想的な光景を望むことができる。
港の物流を支えるガントリークレーンは、長い首を伸ばすような姿からキリンに例えられる。神戸市のポートアイランドや六甲アイランドで37基が稼働する。
神戸港のコンテナ取扱量は2020年、コロナ禍で約1割減少。翌年から回復し、クレーンの稼働も以前の水準に戻りつつある。
ガントリークレーンは荷物をつり上げる際、長いアームを前に倒す。港湾関係者は「キリンがいくつ首を倒しているかで港の忙しさが分かる」という。
大型のクレーンは高さ90メートル。港が静かな早朝はまだ直立の状態が多い。約20キロ離れた淡路島から超望遠レンズで切り取ると、山の稜線からキリンの頭が突き出ているように見えた。(小林良多)









