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療養期間後も症状が続く患者からの電話が鳴り続ける兵庫県の後遺症相談ダイヤルコールセンター=兵庫県内
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療養期間後も症状が続く患者からの電話が鳴り続ける兵庫県の後遺症相談ダイヤルコールセンター=兵庫県内
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療養期間後も症状が続く患者からの電話が鳴り続ける兵庫県の後遺症相談ダイヤルコールセンター=兵庫県内

 新型コロナウイルスに感染後、療養期間を終えても症状が残る「コロナ後遺症」の相談が増加している。兵庫県内の新規感染者が連日1万人前後となった8月は、神戸市で717件となり、昨年11月に相談ダイヤルを開設して以来、過去最多となった。7月から開設した兵庫県も「想定以上の多さ」といい、相談態勢の強化を検討している。

 神戸市は昨年11月にダイヤルを開設。市内約200カ所の受診可能な医療機関の紹介をしたり、後遺症の症状などについて助言したりしてきた。第6波で感染者が増えた今年2月や3月は相談件数が1カ月で500件以上に上った。

 第7波では、7月は213件にとどまったが、患者の増加に遅れて相談件数も急増。8月は700件を突破し、過去最多となった。相談は症状に関するものが多く、せきの継続や倦怠感などを訴える人が目立つ。神戸市はオミクロン株に特徴的な後遺症の症状などを調査するため、第6波の感染者を対象としたアンケートの準備も進めている。

 兵庫県も7月7日から後遺症の相談ダイヤルを開設した。それまでは健康相談ダイヤルに後遺症の相談が1日1~2件あったが、ダイヤル開設以降、8月22日までの47日間に寄せられた相談は957件。以後も1日平均約30件にも上る。

 「開設当初に想定していたよりも相談件数が多い」と県感染症対策課の担当者。相談は後遺症に伴う学校や仕事への影響など広範囲に及び、15~30分かかるため、電話回線を増やすなど態勢強化を視野に入れる。県医師会にも協力を要請し、後遺症の診療に協力的な県内の医療機関のリスト化も進めている。(高田康夫)

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