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慰霊碑に向かって敬礼する姫路市消防局の幹部=29日午前、姫路市名古山町
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慰霊碑に向かって敬礼する姫路市消防局の幹部=29日午前、姫路市名古山町

 消防隊員ら37人が死傷した日本触媒姫路製造所(兵庫県姫路市網干区)の爆発事故から10年となった29日、姫路市消防局は、同事故などで犠牲となった職員の慰霊祭を同市名古山町の名古山霊苑で営んだ。

 同事故は2012年9月29日、同製造所内でアクリル酸の貯蔵タンクが爆発し、近くで放水準備をしていた網干消防署の山本永浩さん=当時(28)=が、化学薬品を浴びて死亡した。従業員や警官など36人は重軽傷を負った。

 慰霊祭は同事故以降、毎年この日に実施しており、今年は約60人が参列した。同事故や災害出動などで殉職した隊員、消防団員の氏名が刻まれた慰霊碑に黙とうをささげた。

 松本佳久消防局長は「事故の教訓を風化させることなく、若い世代へしっかりと語り継ぎ、臨海地区の安全文化構築に万全を期す」とコメントした。

 同製造所でも、日本触媒の野田和宏社長や役員、従業員らが黙とうした。(森下陽介)

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