兵庫県の斎藤元彦知事は1日、県の大規模接種会場(2カ所)で行っているオミクロン株対応の新ワクチン接種について、4日から対象を拡大する方針を示した。当初は高齢者らを優先し、対象拡大は11日からとしていたが、予約が低調なため1週間前倒しする。
知事はこの日、県の接種会場の一つ「アルカドラッグ東姫路店」(姫路市日出町3)を視察。その後、今後の方針を示した。
県会場での接種は先月23日、4回目を接種していない60歳以上や基礎疾患のある人らを対象にスタート。しかし、今月1~10日の接種予約数は確保枠の2割以下にとどまっていた。4日からは2回以上済ませた18歳以上を対象とする。
宝塚に設けられていたもう一つの会場は、4日からアクタ西宮西館(西宮市北口町)に移る。
視察には清元秀泰・姫路市長らも同行。斎藤知事は「感染者数は減少傾向だが、冬に向けて感染対策が引き続き重要だ」と接種を呼びかけた。(山本 晃)
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