• 印刷
動画一覧へ
軽快なジャズの音色を響かせる演奏者たち=8日午前、神戸市中央区加納町4(撮影・鈴木雅之)
拡大
軽快なジャズの音色を響かせる演奏者たち=8日午前、神戸市中央区加納町4(撮影・鈴木雅之)
パレードでジャズを奏でる演奏家ら=8日午前、神戸市中央区の北野坂(撮影・鈴木雅之)
拡大
パレードでジャズを奏でる演奏家ら=8日午前、神戸市中央区の北野坂(撮影・鈴木雅之)
ジャズの音色を響かせてパレードする演奏者たち=8日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)
拡大
ジャズの音色を響かせてパレードする演奏者たち=8日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)

 秋の神戸を軽やかな音色で彩る「第39回神戸ジャズストリート」(神戸新聞社など後援)が8日、神戸・北野坂でのパレードで開幕した。約40年の歴史を誇るが、資金難などで中止され、クラウドファンディング(CF)を経て3年ぶりの復活となった。来年4月は神戸でプロのジャズバンドが演奏して100年の節目で、主催者は「発祥100年へ大きな一歩にしたい」と意気込む。9日まで。

 神戸ジャズストリートは1982年から始まり、愛好家らでつくる実行委員会が主催。ライブ会場を歩き回る「はしごジャズ」で、全国の先駆けとなった。

 阪神・淡路大震災から9カ月後の95年10月には、傾いた電柱が残る北野坂で、初めてパレードを開催した。トランペットの音色で、被災者を元気付けた。

 2019年は台風で一部中止になり、払い戻しなどで資金難に直面。コロナ禍や実行委の高齢化が重なり、20、21年の中止を決めた。今年は神戸新聞のCFサイト「エールファンド」で資金を募集するなどし再開を果たした。

 特徴は、ディキシーランドやスイングといった伝統を守るスタイルだ。同様の方針を採るオランダ・ブレダのジャズフェスティバルと交流し、奏者を招いて刺激し合ってきた。今回はコロナ禍のため、海外の演奏家を招くことができなかったが、新たな試みとして人気ギターデュオ「DEPAPEPE(デパペペ)」をゲストに招いた。

 午前11時、約20人のパレードが出発。トランペットや太鼓などでにぎやかに、「バーボン・ストリート・パレード」などの曲を響かせ、沿道の観客らは体を揺らしたり、手拍子を送ったりしていた。ライブハウスなど9会場では演奏家約180人が熱演した。

 実行委員会の田中千秋委員長(77)は「多くの方の支援でようやく復活でき、感謝しかない。神戸らしいノリのいいジャズを届けたい」と語る。

 9日も午前11時からパレード、正午~午後5時にステージを予定する。1日券4600円。実行委TEL080・3864・2011(金井恒幸)

文化
もっと見る
 

天気(9月29日)

  • 29℃
  • ---℃
  • 50%

  • 26℃
  • ---℃
  • 50%

  • 29℃
  • ---℃
  • 60%

  • 28℃
  • ---℃
  • 60%

お知らせ