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土砂が高く積まれ、斜面のようになった盛り土=26日午後、神戸市北区山田町下谷上(撮影・秋山亮太)
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土砂が高く積まれ、斜面のようになった盛り土=26日午後、神戸市北区山田町下谷上(撮影・秋山亮太)
土砂が高く積まれ、斜面のようになった盛り土=26日午後、神戸市北区山田町下谷上
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土砂が高く積まれ、斜面のようになった盛り土=26日午後、神戸市北区山田町下谷上

 静岡県熱海市で昨年7月に発生した土石流災害を受け、兵庫県と神戸市は26日、同市北区山田町の山間部にある違法な盛り土について、土砂流出を予防する工事の行政代執行に着手した。同災害後の総点検で、盛り土が道路や人家に到達する危険性が高いことが判明した。

 県によると、盛り土は工事現場などの残土約17万立方メートルが持ち込まれたとみられ、近隣住民の通報で2005年に発覚。砂防法などに基づく許可を得ておらず違法として、盛り土を行った同区の男性(65)に再三、是正指導などを行ったが、応じなかったため代執行を決めた。

 この日は、県と市の担当者が代執行の開始を宣言し、工事の範囲を示すバリケードを設置した。工事は約4カ月かかる見通しで、高さ1・5メートルの土留めを総延長152メートルにわたって設置するという。約5千万円の費用は男性に請求する。

 総点検ではこのほか、是正措置が必要な盛り土が神戸市北区や西宮、川西、宍粟市、猪名川、佐用町で各1カ所見つかった。県などは引き続き、是正指導を行うという。(大橋凜太郎)

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