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うそを信じ切った男性の声が聞こえてきそう 尼崎の巡査長がインパクト大なイラスト、特殊詐欺防止カードに

2022/11/02 20:55

 多発する特殊詐欺被害の防止に役立てようと、兵庫県警は詐欺への注意を呼びかける「パトロールカード」のコンクールを開いた。各部署から364点が寄せられ、最優秀に選ばれたのは尼崎南署に勤務する小椋将也巡査長(27)の作品。色鉛筆で描いたインパクトの強いイラストが特徴で、小椋さんは「自身の作品で被害を少しでも防げたらうれしい」と話す。

 「市役所から還付金もらえるらしいからATMいってくるわ!」。うそを信じ切った男性の、まくし立てる声が聞こえるかのようなイラストは、近年増加する「還付金詐欺」をイメージして小椋さんが描いた。

 「手口を細かく説明するよりも、短いワードで興味を持ってもらえるように心がけた」と狙いを語る。

 パトロールカードは警察官が巡回時、防犯の注意を知らせるため各戸のポストへ投函する。以前から各署が独自のカードを作っているが、特殊詐欺をテーマに初めて県警がコンクールを企画した。

 7月、事前審査を通過した32点を対象に投票を募ると、県警内や一般からもツイッターを通じて約1万2千票が集まった。小椋さんの作品は「圧倒的な得票」と生活安全企画課。

 県内の今年上半期(1~6月)の詐欺被害額は約5億2千万円。前年同期から約5千万円減少したものの、高止まりが続く。県警はコンクールで受賞した作品を啓発に役立てていくという。(井沢泰斗)

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