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2020年にあった福男選び=西宮神社
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2020年にあった福男選び=西宮神社
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2020年にあった福男選び=西宮神社

 「えべっさん」の総本社として信仰される西宮神社(兵庫県西宮市)は14日、参拝一番乗りを競う伝統の「開門神事福男選び」を来年1月10日、3年ぶりに実施すると発表した。新型コロナウイルス禍に配慮し、前列に並ぶ参加者の抽選数を減らすなど対策を講じる。

 福男選びは江戸時代に始まったとされる。例年は午前6時に「表大門」を開くと同時に、参加者が本殿まで約230メートルを疾走し、先着順に1~3番福が認定される。

 2021、22年は感染拡大を受け、全力疾走による神事を中止した。代わりに本殿まで歩いて参拝する形式とし、それぞれ約500人が参加した。

 今回は、前列に並ぶ抽選の参加者を先着1200人と従来比で300人減らし、福男の鏡開きは実施しない。先着5千人に向けた開門神事参拝証の配布は再開する。

 年末年始の密を避けるため、今回も12月1日~2月末を「大福初詣」の期間と銘打ち、十日えびす限定の縁起物などを並べる。初詣と十日えびすの露店はコロナ禍前と同規模の500店を予定している。飲食物の販売は持ち帰り限定。(久保田麻依子)

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