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最後の力を振り絞りゴールする参加者たち=20日午後、神戸市中央区(撮影・吉田敦史)
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最後の力を振り絞りゴールする参加者たち=20日午後、神戸市中央区(撮影・吉田敦史)
龍舞のエールを受けながら走るランナー=20日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)
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龍舞のエールを受けながら走るランナー=20日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)
一斉にスタートしたランナー=20日午前9時、神戸市役所前(撮影・吉田敦史)
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一斉にスタートしたランナー=20日午前9時、神戸市役所前(撮影・吉田敦史)

 「第10回神戸マラソン」(神戸新聞社など共催)が20日、神戸市内で開かれた。新型コロナウイルス禍による延期を経て3年ぶりとなったビッグイベント。大会テーマは「感謝と友情」で、阪神・淡路大震災で寄せられた支援への感謝の気持ちを込めた。約2万人のランナーは万感の思いを抱いて出走し、神戸のまちを駆けた。男子はエルカナ・ランガット選手(ケニア)、女子はシャロン・ケンボイ選手(ケニア)が優勝した。

 ランナーは神戸市役所前で行われたスタートセレモニーで黙とう。合唱曲「しあわせ運べるように」を聞いた後、復興の象徴ヒマワリをイメージした黄色い手袋を着けて手を振った。号砲とともに勢いよくスタートを切ると、JR新長田駅前の鉄人28号モニュメントそばを通過しつつ西へ。明石海峡大橋をくぐって東に折り返し、フィニッシュ地点の神戸・ポートアイランドを目指した。

 コロナ禍のため沿道応援の自粛が呼びかけられたが、難所の神戸大橋周辺ではスピーカー搭載のドローンが飛び、応援メッセージを届けた。神戸幼稚園の園児たちによる「えいえいおー」といった音源がランナーの背中を押した。

 フィニッシュゲート付近では、和太鼓演奏などが続き、完走した人たちをねぎらった。クロージングセレモニーでは、大会ゲストでバルセロナ五輪女子マラソン銀メダルの有森裕子さんが「3年ぶりと簡単に言うが、どれだけ多くの人の努力と思いと準備によって大会が成り立つかを感じさせられた」と語った。

(大橋凜太郎)

【特集ページ】神戸マラソン

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