2004年のアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん(44)が大会特別ゲストとして、神戸に帰ってきた。フィニッシュ近くでは、サンバのリズムに合わせて軽やかに踊り、周囲を沸かせた。
野口さんは05年からシスメックスに所属。13年春に練習拠点が京都市から神戸市西区に移り、16年春の引退まで3年間活動した。14年の神戸マラソンもクオーター(10・6キロ)に出場。今大会は、神戸市で24年に開かれる世界パラ陸上選手権のアンバサダーとして、大会のTシャツを着てPRした。
スタート地点ではランナーに「笑顔で帰ってきて」「みんなとの一体感を楽しんで」とエールを送った。時間差で15分後にスタートするランナーと一緒に、笑顔を振りまきながら走り出した。中間点付近の22キロまで、ランナーと声をかけ合って走ったといい「選手時代はできなかったが、ゆっくりと街を楽しめた。久しぶりに帰ってきた神戸は友情の輪が広がっていた」。
フィニッシュ地点では再びランナーを応援。ヒップホップが好きで、テンポの良い曲や太鼓のリズムに自然と体が動いたという。
閉会の式典では「皆さんの雰囲気に連鎖して踊って幸せでした。走った人も応援した人もボランティアの人も、きょうは心の栄養、食の栄養を。私は自分にお酒の栄養を与えたい」と甲高い声を響かせた。(井川朋宏)
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