サッカー日本代表がワールドカップ(W杯)初戦で強豪ドイツに挑んだ23日、神戸からもサポーターが熱い声援を送った。
夕刻、神戸市中央区のサッカー用品店では、日本代表のユニホームなどを求めるファンの姿が見られた。自身もサッカーチームで汗を流す会社員の男性(30)=兵庫県西宮市=は「代表の26人全員が一丸となってほしい」とエールを送った。
神戸市中央区のスポーツバー「スポルテリア」は予約で満席に。午後10時にキックオフの笛が鳴ると、店内の熱気は一段と高まり、マスク姿の約50人が固唾をのんで試合の行方を見守った。6月までドイツに住んでいた会社員(26)=神戸市西区=は「両国の対戦は少し複雑だが、日本の背中を押す」。
前半、反則からのPKで先制を許し、店内にため息が漏れた。だが後半、同県尼崎市出身のMF堂安律のゴールで同点とし、さらに日本が逆転すると、店内のボルテージは最高潮に。友人と訪れた男子大学生(20)=神戸市西区=は「勝っても負けても、選手と感情を分かち合う。一緒に戦いたい」と力を込めた。(千葉翔大)