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ドイツに勝利し、チームメートと喜ぶ堂安律(中央)=カタール・ハリファ国際スタジアム(撮影・金田祐二)
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ドイツに勝利し、チームメートと喜ぶ堂安律(中央)=カタール・ハリファ国際スタジアム(撮影・金田祐二)

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグ初戦、強国ドイツから奪った堂安の同点ゴールは、兵庫県尼崎市立小田南中(現小田中)時代の恩師も興奮させた。生徒指導教諭だった佐久間直紀さん(47)=同市立立花北小校長=は「本当に大仕事。あの子の強みである気持ちがそうさせた」と声を弾ませた。

 試合後のテレビインタビューが堂安らしかったという。「『俺がやる、俺しかいない』。言葉遣いがそのまんまだった」。目立ちたがり屋で、生徒の中心にいた面影と重なった。

 堂安は中学進学とともにJ1ガンバ大阪の育成組織に入り、トップチーム昇格を経て、19歳でオランダのフローニンゲンへ。メディアを通じて伝わる発言は強気一辺倒で、結果が伴わない時には批判の対象にもなったが、佐久間さんは「律はぶれないですから」と見守った。

 堂安は海外でのシーズン終了後、尼崎市役所への表敬訪問を続けている。佐久間さんも顔を出し、心の変化を感じ取っていた。「負けん気のコントロールがうまくなった」。ドイツに1点を先行され、気持ちが前のめりになりそうな場面での途中出場で同点弾。冷静なプレーに成長の跡を見ていた。(有島弘記)

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