• 印刷
新型コロナウイルスの流行第8波を受け、業務の繁忙が増す「陽性者登録支援センター」=28日午前、神戸市中央区東川崎町1
拡大
新型コロナウイルスの流行第8波を受け、業務の繁忙が増す「陽性者登録支援センター」=28日午前、神戸市中央区東川崎町1

 多くの企業や官公庁が28日、仕事納めを迎えた。新型コロナウイルス感染拡大で保健所からは「ギリギリの状態」と悲鳴が上がる。

 兵庫県内の官公庁や企業も28日に仕事納めを迎えたが、新型コロナの流行「第8波」で感染者が増えていることから、県庁の健康相談などを担う部署は年末年始も対応する。

 発生届対象外の軽症患者らに備える県の「陽性者登録支援センター」(神戸市中央区)は、年中無休で稼働している。この日は、65人で電話相談や宿泊調整などに当たった。

 今週に入り、問い合わせの多い日は前週比約3割増の約400件に急増した。登録のメリットなどの質問が多いという。

 県感染症対策課は「第7波以上に拡大する恐れがある」として、来月10日から75人態勢に強化する予定。「健康に不安があれば気兼ねなく利用を」と呼びかける。同センター(午前9時~午後6時)TEL078・371・2855

■ホテルは書き入れ時 コロナ懸念も期待感

 新型コロナウイルス感染が拡大する中で迎える年末年始。利用が回復し始めたホテルでは、影響を懸念しつつも期待の声が上がった。

 サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で活躍した日本代表のサポーティングカンパニーを務めたTOYOTIRE(トーヨータイヤ、伊丹市)本社。早めの休暇や在宅勤務の社員も多く静かな仕事納めとなった。

 経営戦略室の担当者(40)は「国を代表する試合にともに臨めた。盛り上がりをしっかりつないでいきたい」と意欲を見せた。

 書き入れ時の観光業界。神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)のロビーは28日も、スーツケースを引く親子連れらでにぎわった。

 年末年始の宿泊稼働率は前年を上回り、レストランや宴会場のバイキングは予約でほぼ満席。来年は大型観光事業「兵庫デスティネーションキャンペーン」が控える。広報担当者は「インバウンド(訪日客)も戻ってほしい」と期待した。

 一方、10月に神戸連続児童殺傷事件の全事件記録廃棄が発覚した神戸家裁(同市兵庫区)。28日も職員はいつも通りに仕事をした。

 問題を受け、最高裁は全裁判所での記録廃棄を一時停止。一方で廃棄を予定する記録の抽出や確認は継続しており、神戸家裁も今月、作業に臨んだという。

 改正少年法の施行など、家裁を取り巻く環境が変化した1年でもあった。同家裁は「情勢を踏まえ、司法の役割を十分に果たせるように努力したい」とした。

【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら 

もっと見る
 

天気(9月10日)

  • 32℃
  • ---℃
  • 50%

  • 30℃
  • ---℃
  • 70%

  • 34℃
  • ---℃
  • 50%

  • 35℃
  • ---℃
  • 60%

お知らせ