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竹灯籠を前に祈りをささげる宮城県名取市の被災者ら=17日午前、神戸市中央区加納町6
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竹灯籠を前に祈りをささげる宮城県名取市の被災者ら=17日午前、神戸市中央区加納町6

 東日本大震災で被害を受けた宮城県名取市閖上地区の被災者ら11人が17日、阪神・淡路大震災28年の追悼行事が開かれた神戸市中央区の東遊園地を訪れ、発生時刻の午前5時46分に黙とうした。

 閖上地区の被災者らは、仮設住宅に支援に訪れた兵庫県のボランティアと交流を深め、毎年1月17日に神戸を訪問している。

 「3・11と重なります」。津波で母好子さん=当時(76)=を亡くした名取市の会社員荒川裕一さん(59)は竹灯籠に火をともし、静かに語った。

 好子さんは食堂に勤めた経験がある料理上手で、毎朝、弁当に甘い卵焼きを持たせてくれた。東日本大震災の朝が最後になったという。「人には『甘すぎる』って言われるけど、あれが一番うまいんすよね」。在りし日の顔を浮かべた。

 同市の閖上中央町内会長を務める長沼俊幸さん(60)は「神戸の人たちには思いを分かってもらえる。震災からの歩みを教わることが多い」と話し、大勢集まった会場を見つめた。

【特集ページ】阪神・淡路大震災

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