ロシアによるウクライナ侵攻で、若くして命を奪われた学生たち。それぞれが生きた証しを「卒業証書」として展示するチャリティーイベント「発行されなかった卒業証書展」が、神戸市西区学園西町1のユニバープラザで開かれている。世界16カ国の同時開催で、日本での展示は東京との2カ所のみ。神戸では、ウクライナからの避難学生が企画した。母国の平和を願って。
■神戸に避難、同世代の夫婦が企画
同展は、ウクライナのキーウ・モヒーラー・アカデミー国立大の学生有志らが発案。カナダやオーストラリア、欧州各国に避難する学生たちと連携し、ロシア軍の侵攻から1年となる2月24日に合わせて始めた。犠牲となった学生のうち、プロフィルや顔写真を収集できた17~26歳の36人を展示している。
神戸での展示は、同大4年のボンダレンコ・マリヤさん(20)、同学年の夫、ペトレンコ・マクシムさん(21)が企画した。
「ジェルダク・ポリナ。20歳。学習センターを開き、婚約者イェウヘンと海を見に行くことを夢見ていました」
「ヤキムチュク・ヴァレンティン。18歳。彼と同年代の青年と同じように、明るくて少し頑固な少年でした」
会場には、亡くなった学生の何げない日々の楽しみや夢をつづった文章が、笑顔の写真とともに並ぶ。軍に入隊して戦死した人もいれば、日常生活で命を落とした人もいる。「彼らは自由と平和のために犠牲になった。けれど、本当は皆生きているべきだった」。マリヤさんとマクシムさんは力を込める。
■悲惨さ伝えること「私たちの戦い方」
2人は昨年2月24日の早朝、キーウの自宅にいて、爆発音で起こされた。「侵略が始まった」。スマートフォンでニュースを見て、日に日に激しくなる戦闘に恐怖した。同居していた他の家族は1週間ほどしてウクライナ西部へ避難。マリヤさんは留学プログラムを通して神戸へ逃れた。マクシムさんもフィンランドに留学後、昨年7月からマリヤさんと神戸市西区で暮らしている。
「ウクライナの東側をロシアに差し出して戦争を終わらせればいいと考える人もいるが、それではいつかまた同じことが起こる。ウクライナは戦い抜くしかない」。戦火のやまない故郷を思い、マリヤさんは目を伏せ、そして言った。
「この展示会のように母国のために何かできた時だけはほんの少しだけど、ほっとする。犠牲者を記憶にとどめ、その勇気と戦争の悲惨さを伝えることで、広く支援を呼びかけたい。それがここにいる私たちにできる戦い方です」
3月末まで。無料。会場ではウクライナへの支援金を募っている。午前9時~午後5時(土曜は午後4時まで)。日曜休館。
4日午後1時からは、マリヤさんも参加して語り合うワークショップ「ウクライナからの避難と神戸の暮らし」がある。ユニバープラザは神戸市営地下鉄学園都市駅すぐ。
【特集ページ】ウクライナ侵攻
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